

Q. まずインタビューにあたっていまのお気持ちなどあればお願いします。
A. ベストを尽くします(笑)。
Q. まず簡単に1日の仕事の流れについて、朝からどんなことをしているのか教えていただけますか。
A. 朝は、6時から哺乳(ミルクやり)をやります。6時から9時ごろまでかな。そのあと休憩に入って、藁交換。敷料を出して新しい藁を入れる作業をやります。11時くらいまでですかね。でそこからは、分担して日中ハッチの掃除をやる人と、一旦休憩に入る人がいます。ハッチの掃除やる人は14時まで。そこで休憩入る人は夕哺乳をやります。夕哺乳は14時からスタートして17時まで行っています。ざっと仕事の流れはこんな感じです。

Q. 一日の中でいちばん忙しい時間はありますか?
A. やっぱり哺乳ですかね。哺乳の時間はとにかくバタバタしています。早くやらないとミルクの温度が下がってしまいますし。
Q. 年間で一番忙しい時期やイベントはありますか?
A. 特にないかな。週に1回、月曜日に仔牛の出荷があります。
Q. 仔牛が1日に食べる餌とかミルクの量はどれくらいになりますか?
A. ミルクの量は、普通の40kgであれば、4L。それ以上になると6L8Lと段階をふんで、牛の体の大きさによって変わってきますね。
Q. この哺育舎では仔牛はどのくらいの期間いますか?
A. F1(交雑種)は最短で7日から1か月程度ですね。ホルスのオスは大体50日くらいいます。


Q. 作業中に使う特別な技術やスキルはありますか。
A. 牛の異常を見極める、体調不良をすぐに察知できる能力ですかね。そこが一番大事だと思いますね。
Q. 仕事で特に注意を払っていることはありますか?
A. とにかくケガしないことかな。ところどころ足踏み外したりするところもあるだろうし。あととにかく牛の体調不良を早くみつけてあげること。そこに注意を払っています。
Q. 一日の終わりに今日頑張ったなと思った一日はありますか?
A. 出荷の日かな。やっぱり無事健康な状態で出荷できた時がいちばん充実しています。達成感っていたらいいかな。
Q. 仔牛が思わぬ行動をとったり、笑ってしまったエピソードはありますか?
A. それはね、飛び越えて脱走するとき。ハッチからね。ハッチが開いてないにもかかわらず飛び越えて脱走することがあります。
Q. この牧場の中でいちばん好きだなと思う場所はありますか?
A. 難しいね。ここ(哺育舎)かな。
Q. この哺育舎の一番の魅力って何ですか?
A. 上(成牛の牛舎)だとローラーとかを使ってやるけど、それを全部手でやってる所かな。そこはやっぱ終わった後達成感があります。ミルクやってるときは待っててくれてるからね。喜んで飲んでるから、やっぱその時はこっちも嬉しいかなみたいな。
Q. ミルクをやる前は仔牛はほしいみたいになるんですか?
A. うんやっぱり鳴いてるね。おなかすいたーって。
Q. 今後牧場に来る人に向けて伝えたいメッセージなどはありますか?
A. まぁ未経験者でもできる作業は多いので、そこは心配しないで大丈夫です。分からないことはなんでも教えます。
Q. 奥中山の地域の魅力について教えてください。
A. 自然環境かな。何にもないように見えるけどスキー場もあるし温泉もあるし。

